「になります」の意味

コンビニやレストランで耳にする「お会計は460円になります」、「お手洗いはあちらになります」という敬語。

「になります」は「〜です」の丁寧な言い方として使っている人が多いようです。

「になります」の間違った使い方

「になります」は全て間違いではないかと思っている人もいるようですが、「になります」は全てが間違っているわけではありません

「になります」には間違った使い方と正しい使い方があります

「になります」の間違った使い方は、「100円になります(100円の品物なので100円をください)」「あちらになります。(あそこにありますよ)」というように、単に場所やものを丁寧に言いたい時に使うのは誤りです。

このような場合は、「100円です(でございます)」「あちらです(でございます)」という丁寧語にするのが正しい使い方です。

「になります」のよくある間違った使い方

間違った使い方 正しい使い方
100円になります 100円です(でございます)
場所はあちらになります 場所はあちらです(でございます)
こちらがお品物になります こちらがお品物です(でございます)
期限は来週になります 期限は来週です(でございます)

「になります」の正しい使い方・意味

では、「になります」は本来、どのような場合に使うのが正しいのでしょうか。

「になります」は、何かが変化する時や結果をあらわす時に使うのが正しい用法です。例えば「もうすぐ夏になります」「参考になります」という使い方です。

以下のような場合には「になります」を使うことができます。

「になります」の正しい使い方

  • 変化・移行した結果をあらわす時 (「もうすぐ夏になる」「雨で中止になる」「合計すると100円になります」)
  • 結果として役割を果たす時 (「参考になる」)

「になります」と「となります」の違いとは

「になります」と似た表現で「となります」という敬語があります。

「になります」と「となります」の意味は殆ど同じですが、ニュアンスが若干異なります。基本的にはどちらを使用しても間違いということはありません。

雨で中止なります
雨で中止なります。

上の例を見るとわかるように、「になります」と「となります」には違いがあります。「になります」はやわらかく、「となります」は少し固い場面で使うニュアンスがあります。

「になります」と「となります」の違い

  前後の関係 ニュアンス
になります 自然な結果 やわらかいニュアンス
となります 意外な結果 固いニュアンス

諸説あります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「になります」の間違った使い方や正しい使い方、「となります」との違いについて解説しました。

「になります」は場合によって、使ってもよいケースと、使ってはいけないケースがある語です。

そのため、「になります」は全て間違っていると誤って理解している方も多く、正しい使い方をしても「間違っている」と誤解されることがある言葉です。

「です」や「ございます」など、別の語に置き換えられる場合には、誤解を避けるためにもできるだけ置き換えて使用することも検討してみるとよいでしょう。

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