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間違って使ってない?「ぞっとしない」の意味・使い方

「ぞっとしない」の本来の意味とは

「ぞっとしない」の本来の意味とは。「ぞっとしない映画だった」などで使用する「ぞっとしない」ですが誤用が多いことでも知られています。正しい使い方を具体的な例文を交えてご紹介します。

pro writers 編集部
「ぞっとしない」という言葉の本来の意味をご存知でしょうか。「ぞっとしない」は「恐ろしくない」という意味だと思って使っている方が多く、誤用が非常に多い言葉です。ぞっとしないの意味を例文を交えてわかりやすく解説します。

「ぞっとしない」の意味とは

「ぞっとしない」とは面白くないこと、あまり感心しないことをあらわす慣用句です。

「ぞっとしない」の本来の意味とは
おもしろくない。あまり感心しない。よい気分ではない。

「ぞっとしない」は「恐ろしくない」という意味ではない

文化庁「国語に関する世論調査(平成18年、28年)」では、56.1%もの人が「ぞっとしない」とは「恐ろしくない」という意味だと感じているという結果が出ています。

「ぞっとしない」は何を意味するか

調査年度 「面白くない」こと 「恐ろしくない」こと
平成18年 31.3% 54.1%
平成28年 22.8% 56.1%

56%もの人が正しいと答えている「ぞっとしない=恐ろしくないこと」という意味は実は正しくありません

ぞっとしないの本来の意味は「面白くない」こと

「ぞっとしない」の正しい意味は「恐ろしくないこと」ではなく「面白くないこと」です。

ぞっとしない

「恐ろしくないこと」という意味での使い方は誤用です。

「ぞっとしない=恐ろしくない」という意味が間違っている理由

「ぞっとしない」は「おそろしくない」という意味で取り違えてしまうのは、ぞっとしないをぞっとするの否定形だと考えてしまうからのようです。

「ぞっと」は、寒さや恐ろしさのために震え上がるようになるという意味が一般的なので、「ぞっとしない」はこの否定形、つまり「恐ろしくない」と考えてしまうようです。

しかし、「ぞっと」には、強い感動を受けて、からだが震え上がるさまという意味もあります。この意味を用いると「ぞっとしない」はつまり、強い感動を受けない=面白くないという意味になります。

「ぞっとしない」の例文・正しい使い方

「ぞっとしない」は、次のような例で使います。面白くない様子をあらわす時に使用します。

「ぞっとしない」の正しい使い方
- 彼の本はぞっとしないものだった。
- その方法を続けるのはぞっとしないね。
- 狭い部屋で過ごすのはぞっとしないなあ。

おわりに

「ぞっとしない」の正しい使い方が理解できましたか?

「ぞっとしない」のもとである「ぞっと」を、強い感動を受けるという意味で使っている人をほとんどみかけないため、「ぞっとしない」の意味は、ある意味誤解しても仕方がない語でもあるように感じられます。

コミュニケーションのうえでは「ぞっとしない」ではなく「面白くない」や「気に入らない」と言い換えて使うことも必要となってくることもあると覚えておきましょう。

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