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「話のさわり」の意味とは。話の最初の部分?それとも要点?

「話のさわり」の本来の意味・誤用・例文

「さわり」の本来の意味とは。「話のさわり」「曲のさわりだけ聞く」などでよく使用する「さわり」ですが誤用が多いことでも知られています。正しい使い方を具体的な例文を交えてご紹介します。

pro writers 編集部
「はなしのさわり」とは何のことを指すかご存知でしょうか?多くの人が話の最初の部分のことだと思っています。文化庁の調査によると正しい使い方をしている人はわずか36%。あなたは「さわり」の本来の意味をご存知でしょうか。例文を交えてわかりやすく解説します。

「さわり」の意味とは

「さわり(触り)」とは、話などの要点のことです。

「さわり」の本来の意味とは
話や文章の要点やもっとも興味をひく部分、音楽の聞かせどころ、物語の見どころなどの意味。

「話のさわり」は最初の部分という意味ではない

文化庁「国語に関する世論調査(平成28年)」では、53.3%もの人が「話のさわり」とは「話などの最初の部分のこと」だと感じているという結果が出ています。

「話のさわり」は何を意味するか

調査年度 「話などの要点」のこと 「 話などの最初の部分」のこと
平成15年 31.1% 59.3%
平成19年 35.1% 55.0%
平成28年 36.1% 53.3%

53%もの人が正しいと答えている「話などの最初の部分」は、正しい使い方なのでしょうか?

実は「話のさわり」の意味は「話の最初の部分」ではない

実は「話のさわり」の本来の意味は「話など要点」です。

話のさわり

「話のさわり」を「話の最初の部分」という意味で使う用法は誤用です。

「話のさわり」が間違っている理由

「話のさわり」はなぜ、話の最初の部分ではなく話の要点なのでしょうか。

「さわり」という言葉は、もともとは江戸時代に竹本義太夫が創始した浄瑠璃の流派である義太夫節で使われていた言葉です。義太夫節では「さわり」は、曲中で目立つ箇所、最大の聞かせどころを指した言葉でした。

それが転じて、話の要点やもっとも興味をひく部分、最も感動的な部分の意味で使われています。

「話のさわり」が、本来の「話の要点」という意味ではなく、別の意味で用いられるようになった経緯は正確にわかっていませんが、「さわる」という言葉は、表面的に触れるという印象の言葉のため、最初の部分という言い回しが広まったのではないかとも言われています。

「話のさわり」の例文・正しい使い方

「話のさわり」は、次のような例で使います。話や曲、本などの内容のの要点をあらわすような時に使用します。

話のさわりの例文

  • 時間がないので、話のさわりだけでも教えてください。
  • 曲のさわりを演奏してもらえませんか。
  • その小説のさわりだけ聞いたことがあります。

おわりに

「話のさわり」の正しい使い方が理解できましたか?

話のさわりは間違った使用方法をしている人もいるため、コミュニケーションのうえでは「さわり」ではなく「要点」と言い換えて使うことも必要となってくることもあると覚えておきましょう。

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