ライターの仕事内容

ライターの仕事は、文章や記事を書くことの他に、企画・取材・調査などもあります。仕事の依頼は、Webメディアの運営会社、雑誌・新聞・書籍などの出版社、編集者から受注します。

実際にどんな仕事を行なっているのか、それぞれのステップごとに紹介します。

ライターの仕事の内容・流れ

  • (1) 事前準備・企画を立てる
  • (2) インタビュー取材や調査で情報を集める
  • (3) 集めた情報を文章にまとめる

ステップ(1) 事前準備・企画を立てる

まずは、依頼を受けた記事の企画や趣旨を正確に理解します。編集者が求めている内容や文体、読者のニーズをしっかりとヒアリングした上で、記事の骨子や準備に必要なものを決定します。ライター自身が企画を作成するケースもあります。

ステップ(2) インタビュー取材や調査で情報を集める

次に、記事を書くために必要となる情報をリサーチしたり、1〜2時間のインタビュー取材を行います。編集者がインタビューを行い、その内容をライターがまとめる場合もあります。

ステップ(3) 集めた情報を文章にまとめる

最後に、記事のライティングを行います。調査した内容を1000文字〜5000文字程度の記事にまとめて執筆します。画像の選定を行う場合もあります。記事が完成したら編集者の確認を受け、必要に応じて文章を修正したら完成です。

ライターの仕事内容

このように、ライターの仕事は、単に日本語で文章を書く仕事ではなく、取材や調査業務も含まれます。そのため、文章力に加えてコミュニケーション力や情報整理力も求められる仕事だと言えます

ライターの仕事の種類

ライターと一言で言っても、様々な種類があります。ライターは仕事の内容や文章を掲載する場所によって様々なタイプに分類することができます。まずは、自分がどういう特徴を持ったライターになりたいのかを考えてみましょう。

ライターの種類は、呼び名が多くてわかりにくいという特徴もありますが、多くは次の図のように、①文体・②書く場所・③ジャンルのうちの1つ〜3つのかけあわせで分類することができます

ライターの仕事の種類

最近増えている「Webライター」という仕事

最近、特に増えているのが、書く場所がWebのライターを総称した「Webライター」です。Webライターの仕事内容は、PCやスマホに最適化されたWebメディアに掲載するための文章を書くことです

Webライターの仕事イメージ

Webライターの増加に伴って増えているのが、医療ライターのように「②Web×③ジャンル」を特徴にしたライターです。

Webライターの主な15種類とその仕事内容は次の表の通りです。

ライターの種類 仕事内容
医療ライター 医療や病気、けがや予防に関する記事を書く仕事。医療ライターになるには医学や看護に関する資格や経験があるとよい
ゲームライター ゲームの攻略方法、ゲームイベントなどの記事を執筆する仕事。ゲームライターになるには、ゲームに関する豊富な知識が求められる
音楽ライター ライブのレポートやアーティストの記事を書いて紹介する仕事
映画ライター 新作映画や名作、アニメ映画作品の内容を記事にして紹介する仕事
旅ライター(トラベルライター) 海外・国内の観光地や名所を旅行する人たちに向けて文章情報を届ける仕事
金融ライター 金融・保険・通貨・銀行などの記事を書く仕事
美容(コスメ)ライター 化粧品・ダイエットなど美容に関する記事を書く仕事
パチスロライター パチンコの記事を書く仕事
英語ライター 英語媒体で様々なジャンルの文章を書く仕事
スポーツライター スポーツ観戦、試合などの実況や取材記事を執筆する仕事
サッカーライター スポーツの中でも特にサッカーの試合や選手監督へのインタビュー記事を執筆する仕事
雑誌ライター 雑誌・情報誌(科学誌・ファッション誌など)に特化して記事を書く仕事
アカデミックライター 専門的な研究などの論文を専門として書く仕事
求人ライター 求人メディアで、企業に代わって求人情報を書く仕事
取材ライター インタビューや取材をメインで執筆する仕事

このように、自分の好きなジャンルや特技を生かしてできるのがライターの仕事の特徴です。では、これからはじめたいという方は、どうやったらWebライターになることができるのでしょうか?

Webライターになるには

Webライター(ウェブライター)になるには、特別な資格や学歴は必要ありません。既に、新聞・雑誌・メディアなどで記事を執筆したり、取材や編集の経験がある方は、文章力や営業力によっても異なりますが、すぐにWebライターとして活躍できるでしょう。

Webライターになるには

未経験や初心者でも、ライティングに関する資格ライターに役立つ本などで勉強したり、著作権などの基本的なルールを学びながらWebライターになる方法もありますが、スキルや経験が不足している場合は収入がかなり少なくなるという傾向がある点には注意が必要です。

では、実際にWebライターとして働く場合、どのような働き方があるのでしょうか。

ライターになるには、フリーライター・正社員・副業という選択肢がある

ライターになるためには、大きく分けてフリーランス・正社員・副業の3つから働きかたを選ぶこととなります。

中でも多いのがフリーランスでライティングを行うフリーライターです。正社員の場合は安定した職に就くことができますが拘束時間が長く、フリーライターの場合は仕事は安定しませんが自由度が高いという違いがあります。

フリーライターの仕事とは

フリーライターの仕事

フリーランスで仕事を受託するライターのことを、フリーライターといいます。フリーライターの仕事は、編集者や企業から依頼された記事の執筆や取材を行うことです。

企業に属さずに個人事業主として仕事を行うため、執筆以外に営業、経理、税金の対応なども自分で行う必要があります。

フリーライターの仕事の探し方は、人脈やクラウドソーシングが中心

ここで気になるのが、フリーライターの仕事の探し方です。フリーライターが仕事を獲得する方法としては、以前は編集者への持ち込みなどが一般的でしたが、現在ではクラウドソーシングなどのサイトや人脈営業で依頼を受けるのが主な方法です。

フリーライターの仕事自体は、他の仕事よりも極端に難しいわけではありませんが、正社員ではないので仕事の取り方には大変さがあります。これまで受注があった案件が打ち切りになったりと、仕事がなくなるタイミングがあることも事実です。また、多く受けすぎた時には仕事を断ることが必要なこともあります。

そういう意味では、フリーライターを続けていくのは決して簡単ではありません。単に与えられた仕事を行うのではなく、自分からメディアの求人に応募したり、勉強して文章力を高めていく必要があります。

フリーライターになるには【5つの始め方】

フリーライターになるには、自分に合う仕事を探して、企業に属さずに個人事業主のライターとして受注する方法が一般的です。未経験や副業でフリーライターになることもできます。

ここでは、フリーライターになる方のための5つの始め方や、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく説明します。

やはりポイントは仕事の取り方にあります。どれか1つの方法に絞るのではなく、いくつかの方法を組み合わせてはじめてみるのがおすすめです。

フリーライターのなり方

(1) 在宅でライターの仕事をはじめる方法

「主婦でライターの仕事をはじめたい」「ママで忙しいので時間がある時だけ在宅ワークがしたい」という女性におすすめなのがこの方法です。全くの未経験からライターになるには、クラウドソーシングなどネット上での仕事で文字単価1円以下の仕事を受けて、実績を積みながら単価を上げていくという方法があります。

メリットは、初心者でもネットでスキル不要の案件に挑戦できるという点です。デメリットは、単価が低いので一般的な最低時給を下回ってしまうケースが多いという点です。

またライターの仕事には、最低限、スマホではなくパソコンが必要となる点には注意が必要です。

(2) ブログで発信してライターになる方法

フリーライターになるための2つ目の方法は、自分のブログを立ち上げて自分が書きたいジャンルの記事を発信する方法です。

メリットは、**SNSでの発信もあわせて行うことで、執筆実績を見て仕事の依頼や受注につながる可能性がある点です。デメリットは、続けなくては見てもらえないことや、質が低い場合、依頼にはつながらないという点です。

(3) メディアの求人に応募してライターになる方法

ライターになる3つ目の方法は、フリーライターを募集しているメディアに応募するという方法です。

求人に応募する

有名メディアである新R25ロケットニュース弁護士ドットコムなどでも通年でライター募集を行なっています。(2019年現在)。

メリットは、メディアでの執筆実績が積めるという点です。デメリットは、完全な初心者で特徴がない場合は、応募しても採用につながらないことが多いという点です。

(4) 副業でライターになる方法

現在本業がある方は、まずは副業からライターをはじめてみるのがおすすめです。副業ライターとは、本業として別の仕事でしっかりと収入を得ながら、空いた時間で副業としてライターの仕事をすることです。

副業ライターになるには、ライターを募集しているメディアに応募して副業ライターとして活動の幅を広げていく方法や、Webライターやフリーライターとして、クラウドソーシングで活動する方法があります。

メリットは、収入だけではなくスキルアップを目的としてライターが行えるという点です。逆にデメリットは、時間のマネジメントが難しいことです。

(5) 学生ライターからはじめてみる

今学生ということであれば、学生ライターとしてアルバイトやインターンからはじめる方法があります。「学生ライター」の肩書きを生かして学生目線のライティングを行ったり、SNSで情報を発信することで、数万人のフォロワーを持つライターやインフルエンサーを目指す方法もあります。

ライターの給料はいくらか?

次に、気になるライターの給料についてご紹介します。

ライターの仕事の給料

ライターが仕事で得られる給料は、平均年収にして259万円という結果が出ています。平均すると決して高い収入とは言えませんが、1日の勤務時間は8時間未満と時短で働く人が半数以上のため、時間あたりにすると高い方もいます。

また、1記事あたり10万円以上の原稿料を稼ぐフリーライターも存在します。フリーライターとして高収入を目指すのであれば、ライターの収入で解説しているように、しっかりと実力を身につけて企業が欲しい人材になることが大切です。

ライターの仕事の魅力とは

これまでの説明で、ライターは簡単になれるものではなく、仕事がつらそうというイメージを持たれた方も多いのではないでしょうか。実際に、ライターの仕事は大変なのでしょうか。

ライターの仕事はきついのか?

ライターの仕事は、実際のところ、仕事が受注できない時や失敗した時にはストレスがたまってつらいという声も聞かれます。意図する文章がかけず、やりなおしばかりできついと感じる場合もあります。

魅力は自由な働き方

しかし、在宅でフレキシブルにできる仕事のため、時間の制約が少なく働きやすいという魅力もあります。

文章を書く仕事はパソコンさえあればリモートワークで行いやすい仕事のため、社員でもフリーライターでも関係なく、時間や場所を自由に選べる柔軟な働き方ができるという大きなメリットがあります。

また、文章力を生かして経験を積むことができるため、スキルさえあれば高収入を見込むことができるという魅力もあります。

次に紹介する、ライターに求められる能力を身につけることで、きつさではなくライターの魅力を感じながら仕事に取り組むこともできます。これからライターを目指す方も、既にライターとして活動している方も、自分に欠けている視点がないか、見直すきっかけにしていただければと思います。

ライターに求められる6つの能力とは?

ライターの仕事に興味を持った方にお伝えしたいことが、ライターにどんなスキルが求められるかという点です。

「書くことが好きだから」「在宅で収入を得たいから」という理由でライターの仕事を始める方は多いのですが、継続して収入を得ている方はごく一部です。

ライターとしてどんな力を意識して伸ばしていけばよいかの参考にしていただければと思います。

ライターに必要な能力

(1) 基本的な日本語の文章力

ライターには基本的な日本語の文章力が必要です。ライターは文章を書く仕事であり、日本語を読み書きするのが苦手という方はそもそもライターにはあまり向いていないと言えます。

ただし、苦手と下手は違います。日本語や国語が苦手だからこそ、わかりやすい文章が書ける方は非常に多くいます。他人の書いた文章を読むのが好きな方、読み手に配慮して分かりやすい文章が書ける方は、どうやったら分かりやすく魅力的に書けるかを考える力がある方はライターに向いていると言えるでしょう。

基本的な日本語の文章力を身につけるためには、よい文章を読んだり、自分で書いてみたりする以外に、日本語の文法や語彙力を正しく身につけることも大切です。

(2) 構成力

ライターには構成力も求められます。構成力(文をどう組み立てるか)は、ゼロから文章を書く際になくてはならない能力です。

構成力を身につけるには、色々な文章がどのような組み立てになっているかを紐解いていく方法がおすすめです。自分で文章を書く際に、有名なライターが書いた文章や新聞などのメディアで書かれた文章の構成を真似するのもよいでしょう。

(3) 企画力

記事の企画が得意なライターも重宝されます。媒体によりますが、編集者ではなくライターが企画を行う場合もあります。

こんな記事がニーズがありそうだ、こんな人のインタビューがバズるのではないかという企画書を書いて、企画が通ればライターが記事を書いていきます。企画には、日々ニュースや最新のトレンドへの理解や、世の中のニーズに対するアンテナの高さが求められます

ただし、ライターの中には企画力が必要とされない仕事も多くあります。企画が得意でなくても、他人のニーズやどんな情報が欲しいかという観点を持って記事を書くことはとても大切です。

(4) 法律やルールへの理解

記事を書く際には守らなくてはならないルールがあります。例えば、記事に使用する写真や引用文については著作権を理解しておくことが大切です。美容や医療に関する記事を書くなら、薬機法への理解も重要です。

フリーライターとして仕事を行うならば、クライアントと対等に話ができるように業務委託契約書下請法についても知っておくと仕事がやりやすくなります。

長くライターを続けていきたいならば、法律やルールを正しく理解し、約束を守れる方のほうが企業からも重宝されます

(5) クライアントのニーズを理解する力

ライターには、クライアントのニーズを理解する力が求められます。

クライアントからよく聞かれる意見として「作家のようなライターは依頼しにくい」という声があります。ライターは相手が言いたいことを分かりやすく代弁する仕事です。自分が言いたいことを言いたいのであれば、ライターではなくブロガーや作家を目指した方がよいかもしれません。

クライアントが何を表現したいかをよく理解し、期待に沿った内容の記事を書くように努めましょう。

(6) PV・アクセス数を稼ぐ力

PV(ページビュー数)・アクセス数を稼げるライターはクライアントから重宝されます。メディアの目的にもよりますが、数字にコミットできるライターは非常に少なく、高いコストを払う価値がある魅力的なライターです

高単価を狙うなら、企業が一番欲しいものである数字にコミットできる能力は不可欠です。次に紹介する有名ライターも参考にしてみましょう。

どんなライターを真似したらよい?【有名Webライターの一覧】

これからライターを目指す方は、どんなライターを真似したらよいのかも気になるところかと思います。

参考として、有名ライターの一覧をご紹介します。ここにあげた方々は、バズる記事を書けるWebライターとして不動の地位を築いていらっしゃいます。

Webライターで有名な方

ヨッピーさんは、未経験からライターになった方としても有名です。

どのライターの方も文章力のみならず、企画から執筆までを行うスペシャリストです。Webライターとして高収入を得ることを目指している方は一度テクニックや企画力を参考にしてみましょう。

ライターの仕事に将来性はあるのか?

ライターの仕事の将来性

Webメディアの急激な増加によって、ライターの仕事は増加しています。旧来のライターの仕事は、雑誌や書籍などの紙媒体がメインでしたが、インターネットの発達でライターの活動の場は増えています。

Webメディアで活動するライターは未経験者や初心者も多いことから、紙媒体でしっかりとした文章を執筆した経験がある方は非常に重宝されています

さらに、ライターというと文章を書くことがメインの仕事ですが、ニッチな分野の知識がある、紙媒体での執筆経験が豊富、PVが集められるというライターは企業からのニーズも高く、これらのスキルもあわせて身につけることができれば、ライターとして大きく成長することができます。

まとめ

ライターの仕事内容や、ライターになるにはどうしたらよいかを解説しました。

ライターになるには特別な資格やスキルは必要なく、誰でもライターを名乗ることはできますが、稼げるライターになるにはしっかりとした仕事の探し方を身につける必要があります。

Webライターやフリーライターの仕事は、人気がありますが続けていける方はごく一部です。実際に、初心者や未経験からフリーライターになっても、単価を上げられずに辞めてしまうケースも多く見られます。

これからライターの仕事を探す方は、様々な選択肢を検討してみてください。

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